今年に入ってある一定期間、アメブロ(アメーバブログ)を観察していました。
アナリティクスと照らし合わせると、その数の乖離に唖然とします。
以前からそれは指摘されていましたが、いっとき改善し、さらに今度は自動化ツールが蔓延して荒らしているという様相です。
なんだか以前よりひどい状況になっていると見て取れます。
ということはそれを勧めて販売している人たちが、ものすごく儲かっているのでしょう。
『起業』周辺のお商売がとても熱い
数年前から起業塾や起業コンサル、ブログ起業、ブログコンサル、SNS起業という言葉を聞くようになりました。
一時のキラキラした起業は少し減ってきた感じですが、昨年はそれまで出来てきていた起業塾関係がものすごく儲かったことでしょう。
合わせて、ブログ支援ツールやその他のSNS支援ツール(自動化ツール)も、とても儲かったことでしょう。
私も、『起業』周辺のお仕事ではありますが、マンツーマンでのWebツール支援が主ですので、自分の開発したようなツールがあるわけではありません。
しかもマンツーマンってとっても効率悪い働き方です。
セミナーで一気に50人、100人集めて儲ける方が効率は良いですから・・・
アメブロのアフィリエイト収益化もこの現状を産んだ要因
アメブロが商用利用OKになり、アフィリエイト可能になり、収益化もできるようになり、ブログ読者も2000人まで可能になった時、アメブロの傾向が変わっていくとは思っていました。
アフィリエイターも増えるでしょうし、ますます自動化で収益をあげていきたいという人も増えたことでしょう。
きっと2020年以前からこうなることは予想されていたのでしょう。
アメブロもSNSの一種です。
SNSは元々楽しむことから始まった文化があります。
そこに商用利用が入ってくると文化が変わるのは当たり前です。
自動化とは真逆のコツコツは誰にも振り向かれない
またリザーブストックを使った個人事業支援にしても、一気に自動化どころか最初は一つ一つの機能を覚えるのが大変です。
またメルマガ読者をコツコツ集めていくのも、根気が入ります。
全然地味すぎて、支持されないやり方です。
1年で結果が出せるようなやり方ではありませんし、起業初心者には気が遠くなるでしょう。
ただそのうち、自動化では意味がないと気がついて困り果てた人が、最後にたどり着くところかも知れません。
結局『起業』してそれをしっかり『育てていく』ことに、楽な方法はないということです。
Googleアナリティクスでアメブロのアクセス数があてにならないのは分かる
アメブロの自動いいねはアクセス数にはカウントされても、アナリティクスではカウントされていないようです。
アメブロのランキングもツールで操作できると断言している人もいます。
ただアメブロはGoogle検索に強くはなりました。
なので、数字を追うのではなく検索されるような記事を書く方が、実際の数字には貢献できます。
だから自動化ツールを使うのではなく、検索対策をしっかりする方が有利だと思います。
検索対策と言っても、特別なことではなく、お客様が知りたいことや役に立つ情報をしっかり届けること、シンプルにただそれだけです。
世の中にWebツールが急増したからこそ、シンプルに本来のいいねの意味を考えた方が良いと思うのです。
毎日投稿、1日3記事もあまり意味はない
毎日投稿しないよりはした方がいい、1日1記事よりも3記事の方がいいかもしれませんが、アクセスの実数を把握する方が大切ではないでしょうか?
アメブロのPV数やいいね数はアテにはなりません。
それよりアナリティクスで、どの記事に平均何分何秒滞在しているのかを見れば、その記事がしっかり読まれたかどうかも分かります。
平均何ページ読まれて、滞在時間は何分だったのか、どの記事からどの記事が読まれたのか、そういうことを把握して運営すれば、書き方も変わります。
地味ですが、これからはもっとそういう基本的なことが大切になってくるのではないでしょうか?
数字稼ぎや、あれもこれも運用するようなやり方は、それはそれで効果もあったのでしょうけれど、時代遅れになっていく気がします。
何より長続きしなければ意味がありません。
アメブロとホームページの両輪で一番効果を感じられた時
数年前までアメブロとホームページの両輪が一番効果を感じられていました。
ボディアートでイベントに出たことをブログに記載して、ショップやホームページとリンクさせ、どこから入ってきてもホームページやブログが見れるようにしていました。
ホームページやショップの情報の裏付けをするのに、ブログが役に立っていました。
また私の想いが伝わるのも、私のリアルが伝わるのもまたブログでした。
(その時の様子はこちら→50代60代女性の個人事業の始め方・育て方・集客より優先したいこと)
あの時から数年たち、Webサイトは蔓延して、ホームページもブログもショップもSNSももう多すぎて、人がじっくり読むような時代ではないと言われています。
でも、どうなんでしょう?
人は興味のあるものに関しては、しっかり調べますし、比較します。
自分メディアは増えましたが、それを調べる人も求めている人も増えているでしょうし、スマホを持っているので調べる時間も増えているはずです。
なのでやはり、お客様が知りたいことや役に立つ情報をしっかり届けること、これに限るでしょうね。